燈蓮寺伽藍堂 -RISING FALCON-

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サッポロファクトリー:アトリウムと構内札幌神社

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サッポロファクトリー・アトリウム

クリスマスとハロウィン

アトリウム
今日はサッポロファクトリーに行ってきました。
サッポロファクトリーサッポロビール第1製造所跡地に建設された複合商業施設で、今年は誕生から25周年目に当たります。
建物は1条館、2条館、3条館、アトリウム、レンガ館、フロンティア館、西館の7館からから成り立っています。
その中でもアトリウムは、超巨大な半円柱のガラス屋根が特徴的な、広々とした空間です。
ここではよくイベントが行われており、僕が行ったこの日も地元のアイドルのステージが開催されていました。
 
因みにこのイベントスペースになっている辺りには、開業当初は「月の池」という円形の池があり、よくトレヴィの泉のようにコインが投げ入れられていました。
「月の池」など開業当初の写真は、アトリウム庭園の設計を行った「ARK CREW」という会社のHPに掲載されているので、興味のある方は見てみては如何でしょうか。
 
クリスマスツリー
毎年年末が近づいてくると、かなり背の高いクリスマスツリーが設置されます。
このツリーは毎年広尾町から寄贈されているのだとか。
今年は11月3日に点灯式が行われるみたいですよ。
 
ハロウィン飾り
花壇にはハロウィンの飾りつけもありました。
同じ空間にハロウィンとクリスマスが同居しているのは何だか面白い気がします。
 

木製の動物たち

ウマ、ウサギなど
カメ
さて、アトリウム東側の奥の方には木製の動物たちが芝生の中に佇んでいます。
種類はウマやウサギ、カメなど様々です。
 
ビーバー
その中でも一番注目すべき(と僕が勝手に思っているもの)は、何と言ってもこのビーバーです。
他の動物像は比較的新しいですが、このビーバーはかなり昔から、それこそ出来た当初の頃くらいから設置されているのです。
かつてはこのビーバー以外にヒツジとキツネも居たのですが、2000年代の何時頃だったかに撤去されてしまいました。
この像も、今ではパッと見ただけではビーバーだと判断し辛いですが、昔は口に枝を咥えていたので、それが何の動物であるのかもっと分かり易かったような記憶があります。
 

サッポロファクトリー アトリウム】
住 所:北海道札幌市中央区北2条東4
H P:https://sapporofactory.jp/
 

 

構内札幌神社

社殿

社殿
アトリウムの一番東端、永山記念公園に面した側からは外に出ることが出来ます。
その出てすぐの所に構内札幌神社はあります。
縁起の看板によれば、この神社は1912年に札幌神社(現・北海道神宮)の御祭神を大日本麦酒(現・サッポロビール)の工場内に祀ったことに始まるとのこと。
 
御祭神は大國魂命、大己貴命少彦名命開拓三神です。
因みに縁起の全文は以下の通り。

構内札幌神社縁起
 
所 在 地  札幌市中央区北二条東四丁目
神祠 称号  構内札幌神社
祭   神  大國魂命、大己貴命少彦名命
例 祭 日  九月二十三日
 
 明治四十五年(一九一二年)六月七日北海道総鎮守札幌神社(現北海道神宮)の祭神である大國魂命、大己貴命少彦名命の御三神を勧請し、大日本麦酒株式会社(現サッポロビール)札幌工場構内札幌神社と称号する。
 以来サッポロビール工場・社員一同に崇敬され現在はサッポロファクトリーの守護神としておまもりし、今日にいたっている。

 

行幸記念碑

行幸記念碑
社殿の左隣には、「行幸記念碑」と刻まれた石碑があります。
裏面には、

明治十四年八月三十一日  明治天皇  行幸アラセラル
明治四十四年八月二十八日 東宮殿下  行啓アラセラル
大正十一年七月十四日   攝政宮殿下 行啓アラセラル
仍テ碑ヲ建テテ永ク之ヲ記念ス
昭和十二年十一月三日   大日本麥酒株式會社札幌工場

とあり、明治天皇東宮殿下(後の大正天皇)、摂政宮殿下(後の昭和天皇)がいらっしゃったことを記念した石碑であることが分かります。
 

【構内札幌神社】
住 所:北海道札幌市中央区北2条東4 サッポロファクトリー敷地内
御祭神:大國魂命、大己貴命少彦名命
末社等:無し
創 建:1912年 6月 7日
H P:無し
 

 
 
今回は以上です。