はじめに
先日、久しぶりに神谷町駅で降りた。
この駅で降りるのは、大学生の頃にこの辺りでバイトをしていた時以来かもしれない。
神谷町といえばやはり東京タワーだ。
日本一の座はスカイツリーに明け渡してしまったが、それでもなお堂々たる佇まいだ。
青空に真っ赤な鉄骨が映える。
館内2階にある明らかに外人向けの寂れた日本土産の店なんかも相変わらず存在している。
この日はここから、六本木方面へ散歩することにした。
蛇塚
2つの芝公園
芝公園は2種類存在する、そんな事実を最近まで私は知らなかった。
増上寺の真横にあるのは港区立芝公園で、その区立の芝公園や周囲の増上寺・プリンスホテル等を囲むように設置されているのが都立芝公園なのだそうだ。
都立芝公園は幾つもの区画に分かれて点在しているのだが、細かいことは東京都公園協会のHPのマップが詳しい。
蛇塚と地蔵尊
東京タワーのクレープ屋近くの横断歩道を渡ると、目の前が芝公園19号地だ。
横断歩道の近くから、川のある下の方に下りていくことが出来る。
川まで出ると、斜面沿いに石段があるのが見える。
石段を上っていくと、途中に地蔵尊が4尊並んでいるのが分かる。
一番下にある地蔵尊は「元禄」の年号*1が刻まれた古いものだ。
その横には小さな大黒天も鎮座している。
その一番上にある地蔵尊の真後ろの祠、これが蛇塚らしい。
祠の中にはとぐろを巻いた龍神像が祀られている。
蛇塚について調べてみると、なんとアド街のHPに由来が載っていた。
曰く、昭和40年(1965年)頃に新宿の飲み屋の女将が蛇の供養のために祠を建立したのだとか。
【蛇塚】
住 所:東京都港区芝公園4-3 都立芝公園19号地
御祭神:龍神
社祠等:地蔵尊像(4尊)、大黒天像
創 建:1965年頃
H P:無し
今回は以上。
次回は増上寺へ。
脚注
*1:江戸時代の年号。1688年~1704年