燈蓮寺伽藍堂 -RISING FALCON-

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稲荷山番外編:伏見稲荷大社の境外社(田中神社、松明殿稲荷神社)と御旅所について

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はじめに

今回は伏見稲荷関連記事の最終回!!
伏見稲荷大社境外社の田中神社と松明殿稲荷神社、そして伏見稲荷大社御旅所について。
 
今までの稲荷山の記事はこちら
 
なお、各マップの画像が粗い場合は、クリックした先で「オリジナルサイズを表示」を選ぶと大きいサイズが表示される。
 

田中神社


 



京阪電車鳥羽街道駅を出て踏切を渡った所にあるセブンイレブンのすぐ傍に、伏見稲荷大社境外摂社の田中神社が鎮座している。
御祭神は田中大神で、五穀豊穣の御利益があるとされる。田中大神というと伏見稲荷大社本殿の最北座にも祀られている。
現在の社殿は1645年建立だけど、創建は少なくとも西暦1000年頃以前であるらしい。
 
田中神社といえば、和泉式部*1が伏見参詣の際に田中神社近くで少年から雨具を借りたところ、翌日になって少年は和泉式部の元へ恋の和歌を持参した、という逸話が有名だ*2
 

【田中神社】
住 所:京都府京都市東山区本町20
御祭神:田中大神
境内社:無し
建 立:不明(現社殿は1645年)
H P:無し
 

 

松明殿稲荷神社


 


京阪電車七条駅を出て、七条大橋を渡った先に鎮座するのが松明殿稲荷神社だ。
伏見稲荷大社の境外末社で、別名を田中社と言うらしい。創建は948年とかなり古い。
なお、「松明殿」は元々は「炬火殿」と書いたらしい。
 

社殿


御祭神は大己貴命*3伊弉諾命、伊弉冊命、猿田彦命倉稲魂命の五柱。
また、天智天皇大友皇子*4の木像も安置している。
 

天滿宮


本殿に向かって右側に天滿宮が鎮座している。
由緒書等はないが、名前からし菅原道真公を祀るものと思われる。
 

開運地蔵


境内に入ってすぐ右側には開運地蔵という小さなお堂が祀られている。
その名の通り地蔵尊を祀るのだろう。
 

【松明殿稲荷神社】
住 所:京都府京都市下京区稲荷町452-1
御祭神:大己貴命伊弉諾命、伊弉冊命、猿田彦命倉稲魂命
境内社:天滿宮(御祭神:菅原道真公?)
    開運地蔵(御祭神:地蔵尊
建 立:948年
H P:無し
 

 

伏見稲荷大社御旅所


 


伏見稲荷大社御旅所は、京都駅近くのイオンモールKYOTOの向かいにある。
伏見稲荷大社の祭礼である稲荷祭で、神璽を乗せた神輿を納めるための場所だ。
因みに境内には幾つか社が並んでいる。
 

奉安殿


たまたま私が行った時は稲荷祭の時期だったので、神輿庫に神輿が納められた状態だった。
 





神輿は左から田中社、中社、下社、上社、四大神となっている。これは伏見稲荷大社本殿の御祭神の並びと同じだ。
 

命婦


御旅所境内の社殿の一番左に鎮座するのが下命婦社だ。
扁額に「下命婦社」とあるだけで、由緒書等は見当たらない。
伏見稲荷大社境内末社の白狐社(別名・命婦社)が命婦専女神を祀っているので、ここの御祭神も命婦専女神だろうか。
 

命婦


命婦社の右側に鎮座。
こちらも扁額に「上命婦社」とあるのみ。
命婦社と同じく、命婦専女神を祀るのだろうか。
 

稻荷大神


命婦社の右側の社殿は、扁額に「稻荷大神」とある。
ここは御旅所境内の社の中で最も大きく立派な造りとなっている。
 

天照皇太神・豊受皇太神


この並びの一番右側にあるのが、伊勢両宮である天照皇太神・豊受皇太神を祀る社だ。
なお御祭神の二柱は、伏見稲荷大社境内末社の両宮社でも祀られている。
 

一丸大明神


上記の御旅所境内社の参道を挟んだ向かい側辺りに、一丸大明神を祀るお塚が鎮座している。
何故お塚が稲荷山ではなく御旅所にあるのかは不明だが、個人的には中々面白いと思う。
 

伏見稲荷大社御旅所】
住 所:京都府京都市南区西九条池ノ内町98
境内社:下命婦社(御祭神:命婦専女神?)
    上命婦社(御祭神:命婦専女神?)
    稻荷大神(御祭神:稻荷大神)
    天照皇太神・豊受皇太神(御祭神:天照皇太神・豊受皇太神)
    一丸大明神(御祭神:一丸大明神)
建 立:不明
H P:無し
 

 
最初に書いた通り、今回で伏見稲荷関連の記事は終了!!
次回以降は各地の神社についてのんびりと書いていきたい。
 

脚注

*1:百人一首にも収録される歌人で、橘道貞(和泉守)の妻で小式部内侍(百人一首歌人)の母。数多の恋愛で有名。

*2:なお、和泉式部は少年を「奥へ」招き入れたと伝わっている。

*3:大国主命の別名。

*4:弘文天皇のこと。