山倉大神
香取市山倉に山倉大神*1が鎮座している。
香取市といっても旧・山田町のエリアなので、中心地からは少し離れている。
神社の周囲は緑も多く、気持ちの良い場所だ。
境内のマップは上記の通り。
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社殿
社殿の写真は撮り忘れた(暑さで参っていたと思われる)ので、ストリートビューを貼っておく。
由緒書によれば、山倉大神の創建は弘仁2年(811年)とのこと。
御祭神は高皇産霊大神、建速須佐男大神、大物主大神の三柱。
『香取市歴史的風致維持向上計画』内の『山倉大神の鮭祭りに見る歴史的風致』によれば、明治3年(1870年)の神仏分離以前は「山倉第六天」と称して第六天を祀っていたらしい*2。
また、山倉大神の例祭は「鮭祭り」と通称され有名だ。
なお、「神社の広場」というHPの検索機能の神社詳細データによれば、先述の御祭神以外に二柱が祀られているらしい。
御神名は記されていないので、その二柱が誰なのかは残念ながら分からない。
また「境内神社」の項目に白幡神社、浅間神社、水神社等が書かれているけど、境内のどこにあったのだろう。
もしかすると石祠のうちのどれかなんだろうか。
額殿
本殿へ続く参道の途中に額殿がある。
ここは奉納された額や絵馬を掲示するための建物だ。
額殿には神棚が祀られていた。
疱瘡神とコロナ神
龍神宮の近くには、疱瘡神の石祠二社とコロナ神の石祠が横並びで鎮座している。
どれも疫病を神格化し祀ることで、平癒を願っている。
これが疱瘡神の二社だ。
どちらも江戸時代後期の建立とのこと。
恐らくこれが日本で一番新しい神様じゃないかと思われる、コロナ神の祠だ。
そもそも片仮名の神名の神様というのは中々珍しい。
今年5月に建立されたこの祠の存在は千葉日報が報じ、Yahooニュースにも載ったので結構話題になったので見たことのある人も多いかと思う。
自分も新型コロナの速やかな収束を願って参拝した。
子安明神
境内には詳細は不明ながら、子安明神の社も建っている。
「子安」と付く神社は木花開耶姫命を御祭神とする所が多い印象があるけど、ここはどうなんだろう。
子安なので安産や子育てが御利益だと思われる。
詳細不明の石仏
この石仏はかなり風化している。
手に何か持っているので不動明王かとも思うけど、2本の腕以外に背後に更に腕があるのがよく分からない。