はじめに
今回は南金目の道祖神について。
道祖神
昨日の記事の御嶽神社のすぐ裏手、看板やら鉄板やらが放置されている中に「御大典紀念 道祖神」と刻まれた道祖神が祀られている。
明確な根拠はないが、旧字体な上に御大典を国民が盛大に祝うということは、大正天皇か昭和天皇が即位の時に建立されたのではないかと思う。
しかもこの道祖神の「道」の字は、一点の「辶」じゃなく二点の「辶」な上に、右上が「丷」ではなく「巛」となっている異体字なので、異体字好きとしては味わいを感じざるを得ない。
後に図書館で読んだ『平塚の道祖神』によると、この「御大典」は昭和3年1928年の昭和天皇即位を指しているらしい。*1。
しかも、この御大典紀念の道祖神の左側足下にちょっとだけ地面から露出している石も、実は慶応3年(1867年)建立の道祖神だということも分かった*2。