はじめに
神明神社は阪急京都線烏丸駅のすぐ南側、綾小路通に面して鎮座している神社だ。
神明神社
御祭神は天照大神と菅原道真公。
元々は平安時代に藤原忠通*1の邸宅の鎮守社で、天照大神を祀っていた。
戦後になって豊園小学校*2敷地内に鎮座していた文子天満宮を合祀したために菅原道真公も祀ることとなったようだ。
この神明神社は源頼政*3が「鵺」*4を退治した伝説の舞台としても有名だ。
伝説では、近衛天皇の御代(在位1141〜1155年)に鵺が京に毎夜出没したため、頼政が神明神社に祈願した矢で射ると見事これを討伐したとされている。
神明神社には、宝物としてこの時に使われたという鏃が伝来しているとのこと。
境内社
神明神社の境内は然程広くはなく、参拝は手前の拝殿で行うことになる。
その拝殿から本殿へ続くたった数段しかない階段の横、ちょうど参拝者立入禁止になっている辺りに、5つの社が1つ屋根の下に祀られている。
社にはそれぞれ小さく細長い扁額が付けられている。
一番右は北野天満宮なので、御祭神は菅原道真公だろう。
次は石清水八幡宮なので、御祭神は八幡大神だろう。
その次は伏見稲荷大社なので、御祭神は稲荷大神だろう。
更に次は春日大社なので、御祭神は春日大明神だろう。
そして一番左だけは御祭神を名指ししていて、日本武尊の社となっている。
【神明神社】
住 所:京都府京都市下京区神明町246
御祭神:天照大神、菅原道真公
社祠等:北野天満宮(御祭神:菅原道真公?)
石清水八幡宮(御祭神:八幡大神?)
伏見稲荷大社(御祭神:稲荷大神?)
春日大社(御祭神:春日大明神?)
日本武尊(御祭神:日本武尊)
創 建:平安時代
H P:京都観光Navi「神明神社」