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はじめに
朝倉彫塑館前の道を南へ進んでいくと、功徳林寺左手に功徳林寺という寺が建っている。
功徳林寺
功徳林寺本堂
功徳林寺は阿弥陀如来を御本尊とする浄土宗の寺院だ*1。
谷中墓地に死者を供養する道場が無かったため、島津忠寛伯爵*2を発起人として1893年に建立された。
幾つかのサイトでは山号を「無量山」としているが、自分にはソースを見つけることができなかった。
本堂の写真も撮りたかったが、法要か何かが行われていて人が多かったので撮らなかった。
笠森稲荷堂
境内には笠森稲荷堂が鎮座している。
祀られているのは吒枳尼天だ。
かつてこの地には福泉院*3という寺院があって、境内の笠森稲荷がとても有名だった。
特に笠森稲荷の茶屋に居た「お仙」という美女が人気を博し、浮世絵にもなったらしい。
ところが明治初頭にその福泉院が廃寺となったため、笠森稲荷は上野の養寿院境内に遷座してしまった。
そして明治41年(1908年)頃に、笠森稲荷の旧地に改めて祀られたのがこの笠森稲荷堂ということらしい*4。
【功徳林寺】
住 所:東京都台東区谷中7-6-9
御本尊:阿弥陀如来
社祠等:笠森稲荷堂(御祭神:吒枳尼天)
建 立:1893年
H P:無し
脚注