東山本町陵墓参考地
伏見街道沿い、京阪本線／JR奈良線の東福寺駅と鳥羽街道駅の中間程の位置に東山本町陵墓参考地という場所がある。
ここは仲恭天皇の陵墓参考地であるらしく、宮内庁が管理していて中に入ることはできない。
なお仲恭天皇陵としては九條陵が宮内庁により比定されている*1。
境内の参道の先には宝塔らしきものが2つあり、その後ろには塚らしき小山がある。
これが陵ということなのだろう。
なお、かつてこの塚には早良親王・伊豫親王・井上内親王を御祭神とする塚本社が鎮座していたが、東福寺建立の頃に遷座し*2、応仁の乱での焼失を経て今日では藤森神社本殿西座に祀られている*3。
その後この地には塚本社が改めて鎮座され仲恭天皇が祀られていたが、明治10年（1877年）になり宮内省の指示で若宮八幡神社の左相殿に遷されたようだ*4。
