はじめに
今回は神楽坂の伏見火防稲荷神社について。
伏見火防稲荷神社
神楽坂を上っていく途中に見番横丁という小路がある。
この見番横丁という名称は、芸者の手配等を行う見番があるために平成23年(2011年)に名付けられた*1。
そんな見番横丁には伏見火防稲荷神社という小さな神社が鎮座している。
玉垣に「神楽坂三丁目自治会」と「東京神楽坂組合」とあるので、自治会と料亭・芸妓の組合が共同で管理しているのかもしれない。
玉垣には他にも料亭の名前が多数刻まれている。
由緒書等は無いので詳細は不明だが、提灯に書かれている通り正一位稲荷大神を祀っているものと思われる。
社の周りには狛狐以外にも小さな狐像が色々と置かれていてとても可愛らしい。
社は綺麗に保たれているが、これは今でも崇敬が篤い証だろう。
防犯カメラまできちんと作動しているらしい。
神社名に「伏見」を冠するので、京都の伏見稲荷から勧請したのかもしれない。
また、「火防」とつくのはやはり料亭の敵である火災を防いでほしいとの切なる願いだろう。
【伏見火防稲荷神社】
住 所:東京都新宿区神楽坂3-6
御祭神:正一位稲荷大神
社祠等:無し
創 建:不明
H P:無し
脚注