天道神社
天道神社社殿
由緒書の看板によると、天道神社は天照皇大神・八幡大神・春日大神の3柱を祀っている。
また「京都観光Navi」によれば、中央に天照大神、左に正八幡大神、右に春日大明神を祀るとしている*1。
なお、昭和9年(1934年)に出版された『京都神社誌』の天道神社の項目には天照皇大神・八幡大神・春日大神を祀るとした上で、「春日大神は天児屋根命にして八幡大神は彦火火出見命を祭るといふ」との記述がある*2。
一般的に春日大神は武甕槌命・経津主命・天児屋根命・比売神の総称なので天児屋根命については分からなくもないが、一般的に八幡大神は応神天皇・神功皇后・比売神(又は仲哀天皇)なので彦火火出見命が御祭神というのは謎だ。
創建は延暦13年(794年)で、平安遷都に際して長岡京にあった天道宮を勧請したことに始まる古社だ(先日記事を書いた五條天神宮と並ぶ)。
かつては皇族などの崇敬も篤く規模の大きい神社だったが、戦乱の中で焼失したらしい。
天正2年(1574年)に現在地に再興されるも、天明8年(1788年)の天明の大火で焼失、その後に再び再建された。