杉春稲荷
杉春稲荷はとても小ぢんまりとしている。
もし周囲を気にして歩いていなければ、気付かずに見落としてしまいそうなほどだ。
狛狐の台座に「町内安全」とあるので、町会が管理しているものと思われる。
扁額には杉春大神の名が見えるが、これが御祭神なのだろう。
由緒書等は無いため詳細は不明だが、石柱には「杉春稲荷」と刻まれており、また狛狐や白狐像も置かれていることからしても稲荷信仰の社なのが分かる。
「杉」から始まる神名は伏見稲荷山の数多のお塚に祀られていて、伏見稲荷大社の稲荷山お塚調査記録の『お山のお塚』には34柱、『続お山のお塚』には31柱の神名が記載されている*1 *2。
そして同書によると、「杉春大神」という名の神は大杉エリアに1柱、御膳谷エリアに1柱、あらきエリアに1柱、清滝エリアに2柱祀られているようだ。
【杉春稲荷】
住 所:京都府京都市中京区壬生馬場町15-35横
御祭神:杉春大神
社祠等:無し
創 建:不明
H P:無し