皆生温泉の旧・湯薬師（遷座）

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はじめに

皆生温泉（かいけおんせん）は米子市中部の海沿いにある。
明治時代に開かれた比較的新しい温泉郷ながら立派な施設が立ち並んでおり、目の前の浜は海水浴シーズンになると人で賑わう。
そんな温泉街に神社らしき建造物を見かけたので、ホテルに泊まった翌朝に散歩がてら見に行ってきた。

旧湯薬師

旧湯薬師堂宇

貼紙を見て分かったが、これは神社ではなく薬師堂の跡地だった。
ここには湯薬師と呼ばれる薬師如来が祀られていたが、平成20年（2008年）におーゆ・ランドという近くの温存施設に遷座してしまったようだ。
なお、OUランドのHPでは湯薬師が現在どのように祀られているかの写真が掲載されている*1。

地蔵尊

御堂の横には地蔵尊が祀られている。
なお後ろの石碑は由緒書ではなく、寄進者名簿だった。

石仏

地蔵尊の横には5尊の詳細不明な石仏が祀られている。

どれも風化が激しく、顔部分が崩壊しているものや全体にヒビが入っているものが多いが、それでもきちんと崇敬されているようだ。
幾つかの石仏は背後に無数の手が描かれているが、千手観音だろうか。

【旧・湯薬師】
住　所：鳥取県米子市皆生温泉2-12-15横
御本尊：湯薬師（OUランドに遷座）
社祠等：地蔵尊、石仏5尊
創　建：不明
Ｈ　Ｐ：無し

脚注

*1:おーゆ・ランド／ホテルHP「お風呂紹介」参照。