燈蓮寺伽藍堂 -RISING FALCON-

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神在月の神議の場となる出雲大社摂社・上宮(仮宮)

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はじめに


前々回の記事で書いた下宮から東へ向かう道(この道は前回の記事冒頭に書いた道と一続きで「松江杵築往還」という名前らしい)を進むと、上宮(かみのみや)の立派な社殿が左側に現れる。

上宮(仮宮)

随神門




上宮は随神門を備えている。
門の内側には格子がありその向こうに扉が見える。
この中に随神像が祀られているのだろう。

上宮社殿



上宮は出雲大社の摂社となっている。
社殿は拝殿と本殿が建つ。

御祭神は素戔嗚尊と八百万神を祀る。
神在月(陰暦10月)には出雲大社本社及びこの上宮にて神在祭が行われ、全国の神々が一堂に会する。
この際に上宮では神議り(かむはかり、神々の会議)が行われる*1*2
また仮宮という名称は、神議の場としての呼び名であるらしい*3

【上宮(仮宮)】
住 所:島根県出雲市大社町杵築北仮之宮2961横
御祭神:素戔嗚尊、八百万神
社祠等:無し
創 建:不明
H P:出雲大社HP「摂末社」

脚注

*1:千家尊統『出雲大社』[第2版](学生社、1998年)175頁

*2:出雲大社社務所出雲大社由緒略記』[改訂41版](出雲大社社務所、2003年)48, 77頁

*3:同上