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清津峡渓谷トンネル
清津峡は黒部峡谷や大杉谷と並び日本三大渓谷と称される場所の1つだ。
両岸の柱状節理の間を川が流れ行く様は本当に迫力がある。
そんな清津峡に平成8年(1996年)に竣工したのが観光用のこのトンネルだ。
元々清津峡は登山道があってそこから渓谷の景色を眺めることが出来たが、昭和63年(1988年)の落石事故以降通行止めとなった。
そんな状況の中、渓谷の景観を観光客が安全に眺められるようにするため、清津峡渓谷トンネルは造られることとなった*1。
しかし完成後、年を経るごとに来場者は減少。
打開策として、平成30年(2018年)の「大地の芸術祭」(十日町市で3年に一度開催される国際芸術祭)の際にマ・ヤンソン/MAD アーキテクツの手により『Tunnel of Light』という作品として再生された。
そのため、トンネル内は様々な色にライトアップされている。
また、トンネル内には見晴所が3ヶ所設けられており、下記の通りそれぞれの見晴所から清津峡の名勝を眺めることができる。
トンネル最深部のパノラマステーションは「Tunnel of Light」内の「ライトスケープ(光の洞窟)」という作品になっており、湧水を湛えた水盤鏡の向こう側に大峡谷が聳える幻想的な風景を見ることができる。
なお、水盤鏡には靴を脱いで入ることができる。
大日如来碑
トンネルも見終わったので駐車場に戻ろうとしていたところ、清津峡の看板横に墓地があり、その更に横に石碑があるのに気が付いた。
石碑を見ると大日如来の文字が刻まれている。
この石碑の周りには他に石碑は見当たらない。
由緒書等もないので詳細も不明だ。