花房稲荷神社

花房稲荷神社はリバティー4号館裏の路地に祀られた小さな神社だ。
創建年は不明だが、神田4〜5丁目の屋敷神が移転したとも伝わるらしい*1。
千代田区HPの町名由来板の「神田田代町」の項目によれば、江戸時代にはこの地にあったらしい*2。
普段中央通りしか通らない人は、そもそも存在も知らないかもしれない。
だが、この日はいつもとは様相が異なっており、例大祭開始15分前に行った時には既に行列が出来ていた。

自分の順番でギリギリ例大祭の様子がちゃんと見える位置だった。
後ろの方の人は恐らく祝詞を遠くに聞くか、然も無くば祝詞すら聞こえなかったかもしれない。

なお自分のいる場所は室外機の真下で、冷風が吹き下ろして中々に寒かった。


祝詞が終わった後は、参列者が一人一人参拝していく。
順番が来ると神職の方から玉串が渡され、それを奉奠してゆく。


また、和太鼓も置かれていた。
台座の箱には「苹果(りんご)研究会」「デリシャス」の文字が見えるが、かつてUDXの地にあった神田青果市場の関係だろうか?

因みに、花房稲荷神社は2015年の一時期だけ中央通りから見えたことがある。
これは唐澤商店のビルが取り壊され、カールスジュニア等が入る秋葉原SILビルが建つ直前のことだった。
【花房稲荷神社】
住 所:東京都千代田区外神田4-4-5
御祭神:倉稲魂命?
末社等:無し
創 建:江戸時代頃
H P:花房稲荷神社
講武稲荷神社



この日は近くの講武稲荷神社でも御朱印頒布会が実施されていた。
講武稲荷神社は宇迦之御魂命を祀る神社で、安政4年(1857年)に浅草の長昌寺の稲荷を遷座したと伝わる*3。
なお、神田明神の飛地末社であるらしい*4。
【講武稲荷神社】
住 所:東京都千代田区外神田1-9
御祭神:宇迦之御魂命
末社等:無し
創 建:1857年以前
H P:無し
脚注
*1:千代田区教育委員会編『千代田区文化財調査報告書17 千代田の稲荷 -区内稲荷調査報告書-』(千代田区教育委員会、2008年)67頁
*2:千代田区HP「町名由来板:神田田代町」参照。
*3:前掲書、62 頁
*4:大鳥居信史編『神田明神のこころ』(春秋社、2018年)88頁




