燈蓮寺伽藍堂 -RISING FALCON-

神社やら、旅行やら、過去の事やら。

秋葉原の屋上神社(詳細不明)

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はじめに

またまた久々のブログ更新。
今回は秋葉原のビルの屋上の神社について。

屋上の神社


ベルサール秋葉原の横を神田明神通りに沿って西へ進むと、箸勝本店がある。
ここは皇室やホテルに箸を納めた実績もある、箸の専門店だ。
因みに元々は初代が後醍醐天皇に付き従って吉野へ向かい、そこで代々材木関連の業務を行っていたらしく、かなり由緒がある*1


そんな箸勝本店の向かって右隣の土地は、現在絶賛工事中で、建物が解体されて更地になっている。



さて、道路の向こう側からここを見ると、奥の方のビル上に神社が祀られているのが見える。
神社の詳細は分からないが、赤い鳥居がよく目立っている。


どこのビルかと思い近くまで行き探してみると、赤塚酒店が入る赤塚ビルの屋上の神社らしかった。
酒屋さんのあるビルの屋上であり、なおかつ赤い鳥居なので、もしかすると稲荷神社かもしれない。

【神社(詳細不明)】
住 所:東京都千代田区外神田3-1-9 赤塚ビル屋上
御祭神:不明
社祠等:無し
創 建:不明
H P:無し

脚注

*1:箸勝本店HP「会社案内」参照。

稲荷神社のトマソン

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はじめに

久々のブログ更新。
本当は秩父の神社の続きを書きたかったが、忙しいのでまたいつか。
今回は短めの更新。

世田谷文学館



さて、世田谷文学館で「江口寿史展 ノット・コンプリ―テッド」を見てきた。
江口先生の描く絵は本当に上手くて、今見ても古く感じないのが本当に凄い。

超芸術トマソン


江口寿史展を見た後は、徒歩で下北沢方面へ。
天気も良く、こんな日は絶好の散歩日和だ。
途中、京王井の頭線東松原駅の近くで祠らしき外観の構造物を発見。



お稲荷さんかお地蔵さんだと思い中を覗くと、そこには何も無かった。
こんなことがあるのだろうか。
これではまるで超芸術トマソンではないか。


そう思ってGoogleマップを見たところ、「稲荷神社址」と書かれている。
ストリートビューのタイムマシン機能で見てみると、どうやら2016年頃までは社殿があり、鈴も付けられていたらしい。


それが2017年には綺麗さっぱり中身が無くなっている。
つまり本当に稲荷神社のトマソンだったのだ。

【稲荷神社跡地】
住 所:東京都世田谷区松原5-1-6
創 建:不明
H P:無し

脚注

聖観音を祀る松風山音楽寺

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はじめに


前回の記事の椋神社の次は、秩父三十四ヶ所の23番札所の松風山音楽寺へ向かった。

松風山音楽寺

本堂




音楽寺は聖観世音菩薩を御本尊としている。
由緒書の掲示や『新編武蔵国風土記稿』によれば、天長年間(824〜834年)に慈覚大師(円仁)が関東の霊地開拓の際に秩父にも来訪しており、自らの手で彫った観音像を御堂に祀ったことに始まるとされる*1
音楽寺の名の由来は、秩父札所の開設者が当地の松風を菩薩の奏でる音楽のように感じたことに由来するらしい*2



なお音楽寺は椋神社と同じく秩父事件所縁の地で、秩父困民党の群衆がこの寺の鐘を鳴らしてから大宮郷になだれ込んだとされる。

石仏


本堂から観音堂へ向かう道の途中、岩の上に石仏が置かれていた。
詳細不明だが、地蔵尊だろうか。

正一位稲荷大明神




道中には正一位稲荷大明神と扁額に書かれた稲荷社も鎮座している。
由緒等は不明だが、恐らく寺の鎮守なのだろう。

前圓福卅三世朴宗大和尚塔



稲荷社の先、階段の手前には前圓福卅三世朴宗大和尚塔という石塔が建っている。
「圓福」とは、音楽寺の北西にある大寳山圓福寺という寺院のことと思われる。
という事は、圓福寺の33世住職の供養塔的なものだろうか。
なお、「卅」(三十)の字が「十」を3つ書く異体字となっている。

六地蔵



階段を上ると手水舎があり、その手前に六地蔵尊が祀られている。
六地蔵尊は六道の各道で人々を救済する有難い仏様だ。

天満宮・石塔


六地蔵の向かい側には、小さな木祠が鎮座している。
中を見ると「天満大自在天神宮」という札が入っていたので、天満宮だと思われる。
とすれば、御祭神は菅原道真公だろうか。


なお天満宮の横には、崩れた石塔らしきものが置かれている。

観音堂



手水舎の向こう側には大きな観音堂が鎮座している。
こちらも祀られているのは聖観世音菩薩だ。

石仏


参拝後、駐車場まで戻る道中にも石仏が置かれているのに気が付いた。
詳細不明でかなり苔むしているが、それもまた味があって良い。

【松風山音楽寺】
住 所:埼玉県秩父市寺尾3773
御本尊:聖観世音菩薩
社祠等:正一位稲荷大明神
    観音堂 外多数
創 建:天長年間
H P:秩父札所HP「第二十三番 松風山 音楽寺」

脚注

無し

*1:林述斎編『新編武蔵風土記稿 巻之257 秩父郡之12』(内務省地理局、1884年)4頁(国会図書館デジタルコレクションでは19コマ)

*2:秩父札所HP「第二十三番 松風山 音楽寺」参照。