燈蓮寺伽藍堂 -RISING FALCON-

神社やら、旅行やら、過去の事やら。

嵯峨野の有智子内親王墓

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有智子内親王



京都は嵯峨野にある落柿舎*1のすぐ横に、有智子内親王墓がある。
有智子内親王嵯峨天皇皇女で、漢詩人としても勅撰漢詩集の『経国集』に作品が収録されるほどの人物だ。

また賀茂社斎院*2の初代でもあり、下鴨神社末社で歴代の斎院を御祭神とする賀茂斎院御歴代斎王神霊社*3に歴代斎院*4と共に祀られている。


墓の目の前は畑になっており、長閑な風景が広がっている。
メインの道路と違ってそこまで人も多くないので、散策にはもってこいの場所だった。

【有智子内親王墓】
住 所:京都府京都市右京区嵯峨小倉山緋明神町
被葬者:有智子内親王
H P:無し

*1:松尾芭蕉門人の向井去来の草庵跡。

*2:賀茂上下社に仕える役目を負った皇女。

*3:読みは「かものさいいんのごれきだいのいつきのみやのみたまのおやしろ」。

*4:有智子内親王以外には、第2代・時子内親王から第35代・礼子内親王までの34柱。

茗荷谷の宗四郎稲荷

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はじめに



飯田橋から茗荷谷方面へ歩くと、途中で東京メトロの車両工事所の横を通ることになる。


そこから更に先へと進み東京メトロ丸の内線の高架を越えてすぐ左折すると、赤い幟が沢山立っているのが目に入る。
ここが宗四郎稲荷大明神だ。

宗四郎稲荷大明神

社殿




宗四郎稲荷大明神はこぢんまりとした神社で、由緒書等は何も見当たらない。
幟を見る限り、正一位宗四郎稲荷大明神を祀るということらしい。

幟も20本近く立っていて、絵馬掛けにも絵馬が沢山掛けらていることから、恐らくこの地域の人々が崇敬しているのだろう。



境内には狐の像も幾つか置かれていた。
4体は狛狐だが、1体だけは寝そべったポーズなのが面白い。

地蔵尊


境内には地蔵尊らしき石仏も祀られている。
尊像の右側には「幻春童子」という名前と享保の年号、左側には「無相童子」という名前と享和の年号が刻まれている。
詳細は全く分からないが、もしかすると幼くして亡くなった2人の子供を供養するための地蔵尊なのではないだろうか*1

【宗四郎稲荷大明神
住 所:東京都文京区小日向1-26-12
御祭神:正一位宗四郎稲荷大明神
社祠等:地蔵尊
創 建:不明
H P:無し

脚注

*1:実際、子供の戒名に「童子」が使われることがある。

公園の中の第六天神社

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はじめに

今回は2019年に参拝した第六天神社について。

第六天神

第六天神社社殿



多摩モノレール柴崎体育館駅から東に500m程の位置に錦公園という公園があり、その一番奥に第六天神社が鎮座している。



第六天神社は淤母陀琉神阿夜訶志古泥神*1を祀る。
第六天神社という名前からして、神仏分離前は第六天魔王を祀っていたのかもしれない。

創建は文禄2年(1593年)2月10日とのこと。
詳しくは分からないが、もしかすると第六天神社の総社である現在の香取市に鎮座する山倉大神から勧請したのかもしれない。

境内社



本殿横には境内社が4社並んで祀られている。

稲荷神社



一番左は稲荷神社で、宇賀御魂神を祀る。
祠の中には狐像が3体置かれていた。

第六天神



稲荷神社右側には第六天神社が祀られている。
御祭神に関する記述は無いが、本殿と同じく淤母陀琉神阿夜訶志古泥神を祀るということで良いのだろうか。

榛名神社



第六天神社右側の榛名神社には火産霊神と埴安姫神が祀られている。
それぞれ火と土を司る神だ。
もしかすると上野国六宮の榛名神社から勧請されたのかもしれない。

金刀比羅神社



一番右側は金刀比羅神社で、大物主命が祀られている。
大物主命は『日本書紀』では大国主命の別名とされており*2、社殿正面に大黒天像が置かれているのもそのためだろう*3

第六天神社】
住 所:東京都立川市錦町5-9-21
御祭神:淤母陀琉神阿夜訶志古泥神
社祠等:稲荷神社(御祭神:宇賀御魂神)
    第六天神社(御祭神:淤母陀琉神?、阿夜訶志古泥神?)
    榛名神社(御祭神:火産霊神、埴安姫神
    金刀比羅神社(御祭神:大物主命)
創 建:1593年2月10日
H P:無し

脚注

*1:神世七代の6代目にあたる兄妹神。

*2:日本書紀(一)』(岩波文庫、1997年第6刷102頁

*3:大黒天は元々はヒンドゥー教のマハーカーラ神(シヴァ神の別名)だったが、日本では「だいこく」の音が同じ大国主命と習合。