燈蓮寺伽藍堂 -RISING FALCON-

神社やら、旅行やら、過去の事やら。

高円寺あづま通り商店街の入利弁天

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はじめに

前回の記事のラストで「次回は大阪の神社へ」とか書いちゃったけど、色々と書く暇がなかったので、簡易な更新として先日散策した高円寺〜中野の辺りの神社について。
今回は高圓寺入利弁天。
 

高圓寺入利弁天




高円寺駅の近くに、あづま通りという商店街が伸びている。
その商店街の途中に高圓寺入利弁天が祀られている(「入利」は「いり」と読む)。
コロナ禍のためか、弁天様もマスクをしている。
 

由緒書の掲示によると、江島神社から勧請したもので、この掲示江島神社名で書かれている。
あづま通り商店街のホームページには2009年に建立とあったので、かなり新しい弁天様だ。
「入利」が「入る」に通じて、縁起が良いとのこと。
書いてある内容からして、商売・金運・開運・音楽・芸能に御利益があるということらしい。
また、入利弁天の真横の由井建設では弁天ストラップを売っているらしい。
 

【高圓寺入利弁天】
住 所:東京都杉並区高円寺北2-25-7
御祭神:入利弁天
境内社:無し
建 立:2009年7月16日
H P:https://www.koenji-azuma.com/iribenten/
 

 
今回は以上。
次回も高円寺・中野界隈。
 

脚注

日本・中国・西洋の医薬神を祀る薬祖神祠

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はじめに

今回は一風変わった御祭神を祀る、二条通に面した薬祖神祠について。
 

二條薬業会館へ


烏丸御池駅の2番出口を出て、すぐ傍の両替町通を北へ進む。
 


京都国際マンガミュージアムの裏手の辺りには、かつての銀座や金座の跡地であるらしい。
 


しばらく進んで二条通を左折すると、二條薬業会館の建物が見えてくる。
 

社殿




ここの1階部分に薬祖神祠が祀られている。
正確に言うなら、拝殿が会館の建物と隣接していて、奥に続く参道の先に本殿が建っているといった感じだろう。
 
なんと言ってもここは御祭神が変わっている。
まず日本の医薬の神として大巳貴命(=大己貴命大国主命)と少彦名命が祀られている*1
 
 


次に、中国の医薬神である神農氏*2が祀られている。
 

そして極め付けは、西洋医学の父と称されるヒポクラテスも祀られている。古代ギリシア人を祀る神社は、日本中どこを探してもここくらいしかないんじゃないだろうか。
 

【薬祖神祠】
住 所:京都府京都市中京区東玉屋町487
御祭神:大巳貴命、少彦名命、神農氏、ヒポクラテス
社祠等:無し
建 立:不明
H P:無し
 

 
今回は以上。
次回は大阪の神社へ。
 
 

脚注

*1:因みにこの二柱は、東京・日本橋の福徳の森に鎮座する薬祖神社にも医薬の神として祀られている。

*2:夏王朝以前に存在したとされる伝説の三皇五帝の内の三皇の1人。別名・炎帝

河原町の岬神社(土佐稲荷)と祇園の壹錢大明神

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はじめに

最近は仕事が忙しかったので久しぶりの更新。
今回は河原町の辺りにある岬神社と、八坂神社に向かう途中にある壹錢大明神について。
 

岬神社(土佐稲荷




岬神社は通称を土佐稲荷といい、河原町通から路地に入ってすぐのところに鎮座している。
御祭神は倉稲魂命と石栄神(せきえいのかみ)*1掲示によれば、御利益は諸業繁栄と災厄除けらしい。
土佐稲荷という通称は、元々鴨川の中洲に建っていた祠を土佐藩の屋敷内に遷座したためであるらしい。
大正2年(1913年)に現在地に遷座
 

土佐藩の屋敷内に遷座してからは土佐藩士の崇敬も篤かったため、坂本龍馬らも詣でていたとされる。
その縁もあってか、境内には坂本龍馬像も建立されている。
 

【岬神社(土佐稲荷)】
住 所:京都府京都市中京区備前島町317
御祭神:倉稲魂命・石栄神
社祠等:無し
建 立:室町時代初期
H P:京都観光Navi「岬稲荷」
 

 

壹錢大明神



四条大橋を渡って八坂神社方面へ向かう途中の交番の隣に壹錢洋食という洋食店がある。そこの建物に併設されているのが壹錢大明神だ。
 

境内(という言い方で良いのかは分からないけど、便宜上そう呼ぶことにする)にはビリケンさんも祀られている。
 


また他にも福助やら達磨やら、縁起物がこれでもかというくらい並べられている。
神社の詳細は不明だけど、やたらと運が良くなりそうではある。
 

【壹錢大明神】
住 所:京都市東山区祇園町北側238
御祭神:壹錢大明神
社祠等:ビリケン
建 立:不明
H P:https://issen-yosyoku.co.jp/
 

 
今回は以上。
次回は日本・中国・西洋の医薬神大集合な薬祖神祠へ。
 

脚注

*1:石栄神については詳細不明。