花咲大黒天
京都の歌舞伎といえば南座だけども、実はかつては北座も存在した。
位置で言えば、ちょうど南座の真北にあたる。
現在跡地には井筒八ツ橋本舗の祇園本店のビルが建っている。
そのビルの鴨川に面した一角に、花咲大黒天が祀られている。
由緒書等は無いので詳細は不明だけども、周りに貼られた千社札の多さから崇敬のほどが窺える。
右上の木の板には微かに「大黒天」の文字が見えるけど、画像検索したところ、かつては「大黒天」の下に「お願いすればお花を授ります」と書いてあったらしい。
この大黒様の御利益がお花をくれるということだとすれば、かなり珍しいんじゃないだろうか。
因みに夜になるとライトアップしていて、暗闇に浮かび上がる大黒様はとても神々しかった(そもそも神様なんだから当たり前だけど)。