はじめに
今回は歌舞伎町に鎮座する歌舞伎町弁天堂について。
歌舞伎町弁天堂
新宿歌舞伎町といえば、誰でも知っている日本一の歓楽街だ。
だけど、そんな歌舞伎町の中心部に弁財天が祀られているということは意外と知られていない気がする。
新宿東宝ビルの南東、徒歩30秒くらいの場所にこの歌舞伎町弁天堂が鎮座している。
弁財天の周りの壁には龍や虎が描かれていて、いかにも歌舞伎町らしい。
御堂の目の前に、弁財天像が上に乗った由緒書の石碑がある。
字が細かくて読みづらいが、かつて現在の歌舞伎町一帯は「大村の森」と呼ばれていたこと、森の中の沼の辺りに弁財天が祀られていたこと、淀橋浄水場*1建設工事の残土で沼が埋め立てられたために現在地に遷座したこと、大正2年(1913年)の社殿改築の際に不忍池辯天堂から現在の御本尊を勧請したことなどが書かれている。
なお大村の森については、新宿観光振興協会のHPによると、大村藩主の大村氏の土地だったことに因むようだ。
【歌舞伎町弁天堂】
住 所:東京都新宿区歌舞伎町1-13
御本尊:歌舞伎町弁財天
社祠等:無し
建 立:不明
H P:無し