燈蓮寺伽藍堂 -RISING FALCON-

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池田神社と懿徳天皇陵伝承地・イトクの森古墳

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池田神社



畝傍山の麓の橿原神宮若桜友苑*1の横にイトクの森古墳という古墳がある。
古墳時代前期の前方後円墳との事だが、どうやら前側の方墳の部分は後の時代に破壊されてしまっており、後側の円墳の部分のみが現存している。
 
この古墳はその名前からも分かる通り、かつては第4代・懿徳天皇の御陵だと考えられてきた*2
その後文久3年(1863年)になり、橿原神宮西側にある畝傍山南纖沙溪上陵*3懿徳天皇陵とされた*4
イトクの森古墳は特に宮内庁により陵墓参考地とされている訳でもないので、誰でも気軽に古墳に上ることができる。
 

さてそんなイトクの森古墳の円墳の頂上には池田神社という社が祀られている。
この神社の御祭神は大日本耜友尊、すなわち懿徳天皇*5
こぢんまりした社だが、この地に息づいて来た懿徳天皇陵伝承地としての歴史を感じることができる場所だ。
 

【池田神社】
住 所:奈良県橿原市畝傍町46 イトクの森古墳上
御祭神:大日本耜友尊懿徳天皇
社祠等:無し
創 建:不明
H P:無し
 
【イトクの森古墳】
住 所:奈良県橿原市畝傍町46
被葬者:懿徳天皇
H P:無し
 

 

脚注

*1:橿原神宮境内にある、戦没者を祀る慰霊碑が建つ慰霊公苑。

*2:歩く・ならHP「懿徳天皇陵」の項目参照。

*3:読みは「うねびやまのみなみのまなごのたにのえのみささぎ」。

*4: 宮内庁HP「懿德天皇 畝傍山南纖沙溪上陵」参照。

*5:奈良県編集委員会・編『奈良県史 第5巻』(名著出版、1989年)102頁