はじめに
米子市中心部から西へ行くと、寺町という寺院が密集している地区がある。
その寺町に隣接する地区に岩倉町という地区があり、ここにも2つの寺院が鎮座している。
そのうちの1つが本教寺だ。
なお今回は法事で行ったため、写真は1枚しか撮る暇が無かった。
覚応山本教寺
本教寺は日蓮宗寺院なので、大曼荼羅を御本尊としている。
また、大曼荼羅の前には日蓮聖人の像も祀られている。
『米子市史』によれば、元は吉川元春家臣の古曳吉種(後に米子城主、文禄の役で戦死)が母の供養のために飯山砦内に造営した、日窓上人を開基とする浄昌寺という寺院だったとのこと*1。
また『わが郷土 : 米子とその周辺の郷土誌』によれば、天正年間(1573年〜1593年)には浄昌寺は存在していたらしい*2。
後に本教寺と名を改め、現在地に移転したとされている。
【覚応山本教寺】
住 所:鳥取県米子市岩倉町106
御本尊:大曼荼羅
諸 仏:日蓮聖人
社祠等:無し
創 建:天正年間頃
H P:無し