燈蓮寺伽藍堂 -RISING FALCON-

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京都市役所近くの白山神社

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はじめに


市営地下鉄東西線を降り、駅直結のゼスト御池の9番出口から出て麸屋町通を北へ進むと、右手に白山神社が鎮座している。
 

白山神社



御祭神は菊理姫命・伊邪那岐命伊邪那美命を祀る。
由緒書によれば菊理媛命は白山媛命という別名もあるらしい*1
また同じく由緒書には伊邪那岐命伊邪那美命について「併せ奉斎す」とあるので、この2柱は相殿なのかもしれない。
 
御利益は夫婦和合、家運繁昌、子孫長久、歯痛快癒、無病息災であるらしい。
このうち歯痛快癒は、第117代・後桜町天皇が歯痛に悩んでいた際に白山神社の神箸と神塩を用いると、歯痛が快癒したことに由来する。
 
創建は治承元年(1177年)。
この年加賀国白山権現が強訴に及び、願いが叶わなかったために路上に捨て置かれた神輿を祀ったことが白山神社の起源であるとのこと。
 

白菊稲荷社・猿田彦社・天満宮


本殿左手には白菊稲荷社・猿田彦社・天満宮*2が一つ屋根の下に並んでいる。
由緒書の掲示や扁額にあるように、白菊稲荷社は白菊大神、猿田彦社は猿田彦大神を祀るのだろう。
天満宮社は天満宮としか書かれていないが、名前からして明らかに菅原道真公を祀るものと思われる。
 

白山神社
住 所:京都府京都市中京区上白山町243
御祭神:菊理姫命、伊邪那岐命伊邪那美命
社祠等:猿田彦大神・白菊大神・天満宮(御祭神:猿田彦大神・白菊大神・菅原道真公?)
創 建:1177年
H P:無し
 

 

脚注

*1:社務所で頂いた由緒書『白山神社略記』による。

*2:前掲由緒書による。