はじめに
前回の記事はこちら。
今回は元神明宮と銀杏大明神について。
元神明宮(天祖神社)
伏見三寳稲荷神社から西へ500mほど行ったところに元神明宮(天祖神社*1)という神社がある。
境内図
今回の記事では境内社の位置関係が分かりづらいので、境内図を作成した。簡素なものだけれど参考までに貼っておく。
①本殿、②稲荷社仮宮、③平河稲荷神社、④權太夫大神、⑤槻根稲荷神社、⑥不動明王像、⑦天白稲荷神社
本殿
この神社は寛弘2年(1005年)に一条天皇の勅命で創建された。創建から1000年を超えているなんて、文句無しの古社だ。頼光四天王で有名な渡辺綱*2の産土神であったとされる。
主祭神は天照大御神で、相殿に水天宮*3と稲倉魂命*4を祀る。水天宮ということは、天御中主大神・安徳天皇・建礼門院・二位の尼の4柱だろうか。
因みに本殿はメインの建物の2階部分にあるので、外付けの階段を上る必要がある。
權太夫大神
参道の階段途中にあるのは權太夫大神の社。權太夫大神は伏見稲荷田中社神蹟である荒神峰に祀られる神で、大国主命の別名とも言われる。
関東の神社で權太夫大神を祀っている神社は結構珍しいんじゃないだろうか。
銀杏大明神
この銀杏大明神は、先述の稲荷社仮宮の項でチラっと書いた、パークコート麻布十番の敷地内にある神社だ(と思われる)。
扁額には「銀杏大明神」としか書かれていないが、狛犬ならぬ狛狐が置かれているので、これが稲荷社なのだろう。因みにGoogleマップ上では「銀杏稲荷大明神」と書かれている。
御祭神は銀杏大明神ということになるのだろうが、詳細は分からない。稲倉魂命の別名とかなんだろうか。
また、独立した神社で町会が管理しているのか、先程の元神明宮境外社なのかも不明だ。
【銀杏大明神】
住 所:東京都港区三田1-7-2
御祭神:銀杏大明神
社祠等:無し
創 建:不明
H P:無し
さて、8月22日に都内を散歩した記事は以上。
次に何を書くかはまだ未定。