はじめに
今回は鶴巻南にある落幡神社について。
落幡神社
昨日の記事で書いた地神社前の道を東へ進むと落幡神社が鎮座している。
社殿
これが落幡神社の社殿だ。
神奈川県神社庁のHPによると、御祭神は大己貴命と橘姫命*1を祀っている。
秦野市のHPによると、明治7年(1874年)に落幡村の無格社を合祀したことに始まるようだ*2。
なお「落幡」の名は、中世に善波太郎*3が幡曼陀羅を射落としたので落幡と名付けられたらしい(曼陀羅を射落とすというのがどういう状況なのかは不明)。
石祠・招魂碑・忠魂碑
社殿左側には石祠・招魂碑・忠魂碑が並んでいる。
石祠については全く由緒書等がないので詳細不明。
招魂碑は「鐵五郎姓清水……」と始まっており、清水鐵五郎という人関連の招魂碑であることが分かる。
詳細は碑文がよく見えなかったので分からない。
忠魂碑は碑文に「日露戰役」「支那事変」「大東亜戦争」とあるので、地域の日露戦争〜太平洋戦争の戦没者を祀っているようだ。
日清戦争については不明。
木仏・道祖神?・石仏?
境内の端の方に、木仏等が纏めて祀られている。
木仏は詳細不明だが、不動明王かもしれない。
木仏の右後ろにも誰かが祀られている。
かなり像容が風化してしまっているが、双体道祖神だろうか。
上記の道祖神らしき像の横にあるものは、完全に風化してしまっている。
もしかすると石仏だろうか。
その他
境内には遊具が置かれている。
右からブランコ、登り棒、鉄棒となっている。
かなり年季が入っていてとても味わいがある。
【落幡神社】
住 所:神奈川県秦野市鶴巻南2-21-6
御祭神:大己貴命、橘姫命
社祠等:招魂碑
忠魂碑(御祭神:日露・日中・太平洋戦争の戦没者)
石祠(御祭神:不明)
木仏
道祖神?
石仏?
建 立:1874年
H P:神奈川県神社庁「落幡神社」
脚注