2021-12-04 河原町近くの京都大神宮 社寺祠堂陵墓 旅行 風景 関西巡り:記事一覧 社寺祠堂巡り:記事一覧 はじめに 阪急京都線京都河原町駅の10番出口から出て寺町通を南へ進むと、左側に京都大神宮が見えてくる。 京都大神宮 京都大神宮は明治6年(1873年)に伊勢神宮の出張所として開設された。 のち明治9年(1876年)には社殿として使用するため一条家の書院と玄関を移築。 なお由緒書の掲示によれば、この場所で明治15年(1882年)に行われた結婚式が日本初の神前結婚式であるとのこと。 御祭神は天照皇大神と豊受大神の二柱を祀る。 また相殿として、宮中八神*1、伊弉諾尊、伊弉冉尊、大地主神、倭姫命*2及び崇敬者の祖霊*3が祀られている。 この内、宮中八神は神皇産霊神、高皇産霊神、 魂留産霊、生産霊神、足産霊神、大宮売神、大御膳都神、辞代主神の総称となっていて、八柱大神とも呼ばれるようだ。 伊勢神宮遥拝所・大地主神 境内には伊勢神宮遥拝所も建っている。 遥拝所の社殿自体は戦時中に本殿の御神体を守るために用いられたりもしたらしい。 遥拝所の手前には大地主神とされる陰陽石も祀られている。 福禄寿 手水舎の横には福禄寿の像があった。 目立たない場所にあるので注意していないと気付かないが、とてもにこやかな顔付きなので癒される。 【京都大神宮】 住 所:京都府京都市下京区貞安前之町622 御祭神:天照皇大神、豊受大神、宮中八神、伊弉諾尊、伊弉冉尊、大地主神、倭姫命、崇敬者祖霊 社祠等:伊勢神宮遥拝所 大地主神 福禄寿像 創 建:1873年7月8日 H P:京都大神宮 脚注 *1:天皇を守護する神々で元々は神祇官に祀られていたが、現在は宮中に祀られている。 *2:第11代・垂仁天皇の皇女で、五十鈴川のほとりの現在地に天照皇大神を祀った時の伊勢神宮の斎王。 *3:崇敬者の祖霊については由緒書の掲示では触れられていないが、京都大神宮のHPには明記されている。