燈蓮寺伽藍堂 -RISING FALCON-

北海道内に居ります。

サッポロスプリングス資料 その2:デザインの現場 1993年 4月号増刊

サッポロスプリングス資料記事
その0:サッポロスプリングス、その後
その1:サッポロファクトリー オフィシャルガイドブック SAPPORO FACTORY MOOK
その2:デザインの現場 1993年 4月号増刊
その3:その他諸々

 

はじめに

前回の記事に続き、サッポロスプリングス(以下、SS)の話です。
今回は『デザインの現場 1993年 4月号増刊 北の・あたらしい・まちづくり|サッポロファクトリー』についてです。
 

デザインの現場 1993年 4月号増刊

掲載頁:P.66~67、118~125

今回紹介するこの本は、美術出版社が発行していたデザイン関係の専門誌である『デザインの現場』(雑誌は2010年に休刊)の1993年4月号増刊(通算第61号)として出版されたものです。
2009年の記事でも書きましたが、この本はamazonなどで比較的簡単に入手可能です。
 

66~67頁

SSのエントランス部分、及びそこから伸びる「光の廊下」の写真が見開きで掲載されています。
エントランスの壁に描かれた谷口広樹氏の壁画はとてもカラフルで楽しげな印象。
「光の廊下」は足元部分が多くのライトに照らされており実に幻想的。
また、「光の廊下」のサウンドデザインは高田みどり氏であったとのこと。
 

118~119頁

見開きで「雪見洞窟」の内部写真。
「雪見洞窟」のある「露天国」エリアは、写真が残っていても大体が「カマクラミッド」がある屋外部分の写真な気がするので、この内部の写真は結構レアな気がしますね。
 

120頁

SSの全体の企画を担当したクリエイティブディレクター・榎本了壱氏による、最初期の温泉アミューズメント施設のスケッチが載っています。
 

121頁

先述の榎本氏へのインタビュー。
「SS」の文字をかたどったロゴを作ったのも榎本氏であるそうです。
 

122頁

図は縦に3つ掲載されています。
上は榎本氏による企画段階の平面図、真ん中は上図を元にSS設計者の建築家・竹山聖氏が描いた平面図、下は竹山氏の最終設計案に基づく模型を真上から撮った写真、となっています。
注目すべきは上の図の解説文の中に「当初は二条北館は5階建てを予定していた」とあることでしょうか。
また下の模型写真は最終案に基づいているので、SSの内部の温泉施設の配置を思い出す際に良い参考になりました。
 

123頁

「雪見洞窟」の内部から屋外を撮った写真が掲載。
 

124頁

先述の竹山氏へのインタビュー。
 

125頁

大プールの写真が掲載されています。
個人的にはかなり好きな写真ですね、これ。
うっすらとライトアップされたプールと、水面に写った舟のオブジェがこの上なく美しいです。
ガラスの向こうに見える空がほんのりと夜の色なのもまた味があります。
 

最後に

今回は『デザインの現場 1993年 4月号増刊 北の・あたらしい・まちづくり|サッポロファクトリー』についての紹介でした。
冒頭にも書いた通りこの本は入手が容易なので興味のある方は購入してみては如何でしょうか。
また、この本は「天体工場」(レンガ館に当時あった幻想的な施設)についても大量の写真や関係者のインタビューが載っているので非常にオススメです。
 
次の更新は、旅行ガイドブックに載ったSSについて紹介していきたいと思います。
 
以上
 
  
【2019年2月7日追記】
次の記事:その3:その他諸々