札幌藻岩山スキー神社へ
藻岩山スキー場の近くに、女神スカディを祀る神社があるという噂を聞いて、実際に見に行ってきました。
場所としては藻岩山スキー場の駐車場のすぐ下、雪友荘という建物の向かい側です。
「札幌藻岩山スキー神社」の看板もギリギリ見えます。
こうなっては已むを得ないので、その場から遥拝しました。
ブランデージ五輪の神というのは、札幌五輪の立役者でIOC会長も務めたアベリー・ブランデージ氏のことです。
ウルとスカディは言うまでもなく北欧神話のスキーの神です。
北欧神話の神を祀る神社なんて、ここと藻岩山中腹の藻岩山神社(御祭神は伏見稲荷大神、ウルの神様、レルヒの神様*1、ブランデージの神様の4柱)くらいではないでしょうか。
建立については、「北海タイムス」*2の1979年4月16日の札幌版*3に、特集記事が載っています。
この記事によると、この神社はアマチュアリズムを信奉したブランデージ氏を敬愛して建立されました。
1975年にブランデージ氏が亡くなった頃より建立の構想があったようです。
御神体はブランデージ五輪の神はオリンパスの丘の石、ウルがエベレスト山頂の石、スカディがエベレスト8,380m付近の石とのこと。
また、安全祈願とスキー事故犠牲者の慰霊の意味もあるのだそうです。
【札幌藻岩山スキー神社】
住 所:北海道札幌市南区藻岩下
御祭神:ブランデージ五輪の神、ウル、スカディ
末社等:無し
創 建:1979年頃
H P:無し
正直なことを言えば、某ゲームでスカディには馴染み深いので、参拝しておきたかったというのはありますね。
さて、今回は以上。
脚注
*1:日本にスキーを伝えたオーストリア=ハンガリー帝国軍人・レルヒ中佐のこと。
*2:かつて北海道で発行されていた地方紙。1998年廃刊。
*3:札幌市中央図書館にて記事を確認。どうやら札幌版にしか掲載されていないようです。