<2022年7月 記事内容改訂>
札幌藻岩山スキー神社
まず現地へ行って分かったことだが、神社のある敷地へはロープが張られていて入ることが出来ない。
ロープの外からは「札幌藻岩山スキー神社」の看板がギリギリ見える程度だ。
已むを得ず遥拝することにした。
御祭神はブランデージ神・ウル神・スカディ神の3柱だ。
まずブランデージ神は、札幌五輪の立役者でIOC会長も務めたアベリー・ブランデージ氏を指している。
ウルとスカディは北欧神話のスキーの神で、夫婦だったとも伝わっている。
スカディ神を祀る神社は日本広しと言えどもここぐらいなものではないかと思う。
なおウル神とブランデージ神は藻岩山中腹の藻岩山神社*2にも祀られている。
建立経緯については、「北海タイムス」*3の1979年4月16日の札幌版*4に特集記事が載っている。
この記事によれば、この神社はアマチュアリズムを信奉したブランデージ会長を敬愛して建立されたとのこと。
1975年ブランデージ会長逝去の頃より構想があり、のち実際に建立。
御神体はブランデージ神がオリンパスの丘の石、ウル神がエベレスト山頂の石、スカディ神がエベレスト8,380m付近の石とのこと。
なおこの神社の建立には、安全祈願とスキー事故犠牲者の慰霊の意味も込められている。
【札幌藻岩山スキー神社】
住 所:北海道札幌市南区藻岩下 藻岩山スキー場駐車場下
御祭神:ブランデージ神、ウル神、スカディ神
末社等:無し
創 建:1979年頃
H P:無し
さて、今回は以上。