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東京旅行記
その1:日本橋、情け有馬の水天宮
その2:鳩森八幡神社に富士山を見た
その3:東郷神社は原宿のど真ん中に
その4:八代龍王社と八代龍王社元宮
その5:早大の向かいの穴八幡宮
その6:神楽坂寺社巡り~神保町へ
その7:花房稲荷神社と講武稲荷神社、秋葉原神社跡地
その8:神田明神と湯島聖堂
その9:狸像が可愛い柳森神社
その10:沖田総司も参拝した六本木ヒルズ近くの櫻田神社
その11:出雲大社は六本木駅徒歩1分の場所に
神田明神への道
前回は秋葉原の神社について書きました。
今回は江戸総鎮守・神田明神に行った記事です。
秋葉原駅前の広場(ガンダムカフェとかがある辺り)と秋葉原UDXの間の道をずっとまっすぐ行くと、「神田明神下」の交差点から国道17号線へと繋がります。
そのまま国道17号線沿いに歩いて行くと、神田明神の鳥居があります。
鳥居を過ぎてまっすぐ行けば神田明神が見えて来ます。
神田明神
社殿
神田明神は730年に真神田氏*1が始祖の大己貴命を祀ったことに始まるとされています。
江戸時代には幕府の崇敬が篤く、維新後も明治天皇の御親拝があったり、准勅祭社となるなど、常に重要な神社であり続けました。
2年に1度の神田祭もとても有名です。
最近の文化にも明るく、「ラブライブ!」や「ソードアート・オンライン」、「STEINS;GATE」等ともコラボを行っています。
なお正式名称は神田神社であり、神田明神は通称だそうです。
御祭神は以下の通りです。
・一之宮:大己貴命
・二之宮:少彦名命
・三之宮:平将門命*2
祖霊社
氏子や崇敬者の先祖を祀る祖霊社です。
2005年に建立。
合祀殿
関東大震災や戦災で焼失したため、神田明神本殿に祀られていた7つの神社の御祭神を祀る社です。
かつて籠祖神社があった場所に2012年建立。
また、境内には籠祖神社の狛犬などの石造物が残されています。
祀られているのは以下の神社の御祭神です。
・籠祖神社(御祭神:猿田彦神*5、塩土老翁神*6)
・八幡神社(御祭神:誉田別命)
・富士神社(御祭神:木花咲耶姫命)
・天神社(御祭神:菅原道真命、柿本人麻呂命)
・大鳥神社(御祭神:日本武尊*7)
・天祖神社(御祭神:天照大御神)
・諏訪神社(御祭神:建御名方命*8)
三宿稲荷神社、金刀比羅神社
三宿稲荷神社と金刀比羅神社という2つの神社が同じ社に祀られています。
三宿稲荷神社の建立年は不詳で、御祭神は宇迦之御魂神。
金刀比羅神社は1783年建立で、御祭神は大物主命、金山彦命*10、天御中主命です。
浦安稲荷神社
こちらは宇迦之御魂神が御祭神の浦安稲荷神社です。
徳川家康が江戸に来る前から祀られていたとのこと。
魚河岸水神社
御祭神は弥都波能売命*12。
築地中央卸売市場内にこの神社の遥拝所があったらしいのですが、移転してからどうなったのかは不明です。
だいこく様尊像
1976年に造られた、だいこく様(大己貴命)の尊像。
重さ約30トンあるそうで、石造りでは日本一のだいこく様尊像とのこと。
その他
獅子山
獅子が子を千尋の谷に突き落とす姿が再現されています。
獅子の造形が大変素晴らしく、一見の価値有りです。
明治天皇御臨幸記念碑
明治天皇が1874年に神田明神を御親拝されたことを記念した石碑。
裏面には、
明治七年九月十九日といふに畏くも明治天皇蓮沼村に行幸あらせられ
御閲兵の後御還幸の道すがら當社に車駕を枉げさせられ親しく
御参拜遊ばされたりしかは後の記念にとその由一言かくなむ
神田神社社司 平田盛胤謹書
とあります。
銭形平次碑
銭形平次の石碑です。
土台の寛永通寶がインパクト大です。
平次の住居が明神下であり、明神界隈で活躍するという設定に因んだ碑とのこと。
【神田神社(神田明神)】
住 所:東京都千代田区外神田2-16-2
御祭神:大己貴命、少彦名命、平将門命
末社等:祖霊社(御祭神:氏子・崇敬者の先祖)
合祀殿
∟籠祖神社(御祭神:猿田彦神)
∟八幡神社(御祭神:誉田別命)
∟富士神社(御祭神:木花咲耶姫命)
∟天神社(御祭神:菅原道真命、柿本人麻呂命)
∟大鳥神社(御祭神:日本武尊)
∟天祖神社(御祭神:天照大御神)
∟諏訪神社(御祭神:建御名方命)
末廣稲荷神社(御祭神:宇迦之御魂神)
三宿稲荷神社(御祭神:宇迦之御魂神)
金刀比羅神社(御祭神:大物主命、金山彦命、天御中主命)
浦安稲荷神社(御祭神:宇迦之御魂神)
江戸神社(御祭神:建速須佐之男命)
大伝馬町八雲神社(御祭神:建速須佐之男命)
小舟町八雲神社(御祭神:建速須佐之男命)
魚河岸水神社(御祭神:弥都波能売命)
だいこく様尊像
えびす様尊像
創 建:730年
H P:神田明神
天野屋で一息
参拝後は、神田明神の鳥居のすぐ横にある天野屋で甘酒を飲みました。
ホッとする、とても美味い味わいでした。
因みにこの店の初代は仇討ちで江戸に出てきて、仇探しのためにこの場所に店を構えたのだとか。